5月の読書のまとめ
5月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:4140ページ
ペンギン・ハイウェイ
素直にアオヤマ君がうらやましいと思った作品。一日一日と確実に成長を遂げる彼に、嫉妬しちゃいそうになった。基本的には初恋が軸の物語を、ペンギンとかジャバウオックとか一見無意味なアイテムを挿入しながら、SF仕立てのファンタジーに仕上げているあたりが、個人的にはツボにはまった。続きが是非読みたい作品。でも、ちょっと読むのが怖い気もする。
読了日:05月31日 著者:森見 登美彦
もう誘拐なんてしない (文春文庫)
ボーイズ・ミーツ・ガールのお話でありながら、ミステリの醍醐味もしっかり織り込んだ作品。まあ、ご都合主義な面も多々あり、物足りない点もないではない。いつも通りのテンポの良い会話と、ツッコミありのキャッチボールは楽しいけど、マンネリ感も否めないところ。キャラの立ち方も、今回の皐月のような過激なできる女と、お嬢様系の天然キャラ、そして煩悩のかたまりのようなのんきな男子など、パターン化しているものの、そこはそれなりの味があったりして。個人的には好き。でも、もう少し先が読みたい気もするなあ。
読了日:05月29日 著者:東川 篤哉
八日目の蝉 (中公文庫)
家族って何だ、親子って何だと考えさせられると同時に、どうにも感情移入できる登場人物がいないと感じてしまった。男として、彼の所行を許すことはできそうにないし、だからといって周りの女性たちを肯定する気にもなれない。ラストの余韻も、なんか個人的にはうつろな感じが否めない。否定的なコメントではあるが、偉そうなことを書いてしまえば物語自体の力は、間違いなくある。ただ、個人的に彼女たちの行為に共感できないだけかな。
読了日:05月23日 著者:角田 光代
交換殺人には向かない夜 (光文社文庫)
烏賊川市シリーズ第4弾。人物たちのキャラがこなれてきて、その分ちょっと鼻につくところがあったけど、相変わらず安心して楽しめる。今回、題名がすでにネタバレなんじゃあという危惧は、大技でねじ伏せようとしてます。これをどう評価するかですが、個人的には嫌いじゃありません。当分楽しませてもらえそうなシリーズですね。
読了日:05月19日 著者:東川 篤哉
学ばない探偵たちの学園 (光文社文庫)
この作品の舞台「恋ヶ窪学園」は「放課後はミステリとともに」にも登場します。そっちを先に読んじゃってたんですが、こちらの方もなかなか面白かったです。特に探偵部の三人組がよい味を出しつつ、ドタバタ劇を強力に牽引しています。トリックの是非はおいておくとしても、ロジックはなかなか面白いです。
読了日:05月17日 著者:東川 篤哉
カササギたちの四季
リサイクルショップを営む華沙々木と相棒の日暮、そして店に出入りするわけありの女子中学生・菜美。何かというとトラブルに首を突っ込みたがる華沙々木と、それをフォローし続ける日暮れのコンビが楽しい。それぞれの事象の陰に隠されている人間模様も好感が持てる。でも、一番肝心な部分が現れてないんじゃないかなんて印象を持ってます。日暮さんいい人過ぎです。
読了日:05月15日 著者:道尾秀介
完全犯罪に猫は何匹必要か? (光文社文庫)
烏賊川市シリーズの第三弾、鵜飼杜夫、戸村流平、二宮朱美らの探偵メンバーと砂川警部、志木刑事の警察コンビの活躍とかけ合いがいつも通り楽しい。トリックについては現実にどうのこうのというより、発想の飛躍を堪能すべし。このシリーズ安定感がありますね。
読了日:05月14日 著者:東川 篤哉
館島 (創元推理文庫)
相変わらずさくさく読める。女性探偵(しかも美人)と、粗忽な刑事の組み合わせも、ありきたりだけど楽しい。最近推理しながら読むというよりは、どんな風に落とすのかを楽しみながら読んでいるので、結構楽しめた。しばらく彼の作品にはまりそう。
読了日:05月10日 著者:東川 篤哉
シューマンの指 (100周年書き下ろし)
物語当初から語られる、過剰なまでのシューマンの楽曲に対する蘊蓄の嵐。それほどシューマンに愛着のない自分にはちょっとつらいものがありましたが、最後の衝撃にたどり着くことだけを考えて読み進めました。ラストの衝撃とやらは、はっきり言って自分の好みではありませんでしたが、読了して、少しだけシューマンのピアノ曲が、聴きたくなりました。でも、自分はグールドが好きなんだよなあ。
読了日:05月08日 著者:奥泉 光
ナニワ・モンスター
前半に出てきた魅力的なキャラが、後半生かされていないのが残念。なんでも、強引にあちらの話題に持っていくのも、個人的には減点材料。インフルエンザの方に物語が絞った方が、面白くなったのではないかななんて素人ながら思ったりする。
読了日:05月05日 著者:海堂 尊
ジェノサイド
楽しみにちょっと寝かせておいた本を、一気読みしてしまった。進化した人類と人類の対決を軸に、人間の醜さと可能性、さらに親と子の絆を描いた秀作。個人的に科学者の知識欲にため息をつき、新薬の開発のカウントダウンは、ハラハラドキドキ。今年読んだ本では「ダークゾーン」に並ぶ疾走感。
読了日:05月03日 著者:高野 和明
読書メーター
5月分の読書のまとめを、こんなふうにアップしておきます。しばらく定期的なブログのアップは、できそうにありませんので…。復活は後日に…。





















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