最近のトラックバック

無料ブログはココログ

amazon検索

« 渾身のラフマニノフ「クライバーン/チャイコフスキー&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲」自分のための音楽日記Part.50 | トップページ | 幽霊となった野蛮人はどんな裏切りを受けたのか「幽霊の勇士」自分のための読書日記Part.95 »

2009年6月28日 (日)

アカデミー賞外国語映画賞受賞作品「おくりびと」自分のための映画日記Part.69

 今日は久しぶりに完全オフで(自分で決めただけだけど)、しかも競馬があたらず(泣)、ちょっとマイナス思考気味になりつつ、以前から気になっていたこの映画を見ることにしました。

 邦画にはどちらかといえばあまり期待しない方ですが(最近は少しずつ見直しつつあります)、アカデミー賞の外国映画受賞作ということで、それなりに良い映画なのかなと思って見始めました。

 すると、これは期待以上に良い出来でした。人の「死」を看取る「納棺師」という職業を、あまり重くなりすぎずに、周囲の人々の「愛」「哀」「笑」などをちりばめながら描写するバランス感覚は素晴らしいと思います。

 また、主演の本木雅弘さんの造作の美しさももちろんですが、やはり山崎努さんの存在感や、笹野高史さんの台詞回しなどなどなど流石です。

 あらすじは「東京でチェロ奏者としてオーケストラに所属していた大悟は、楽団の突然の解散を機にチェロで食べていく道を諦め、妻を伴い、母が残してくれた故郷の山形の家へ帰ることにした。さっそく職探しを始めた大悟は、“旅のお手伝い”という求人広告を見てNKエージェントという会社の面接へと向かう。しかし旅行代理店だと思ったその会社の仕事は、“旅立ち”をお手伝いする“納棺師”というものだった。社長の佐々木に半ば強引に採用されてしまった大悟。世間の目も気になり、妻にも言い出せないまま、納棺師の見習いとして働き始める大悟だが…。」という感じ。

《以下ネタバレあり》 まず山崎さんの役作りというか、これはねらいだと思いますがいくつかの「伊丹作品」を思わせるものがあります。リスペクトを表したものなのかどうなんでしょうか。

 あちこちでいわれている「広末ミスキャスト説」ですが、個人的にそれほど酷くなかったんじゃないかと思います。確かに巧い女優さんじゃないですけど、最初の納棺に動揺した大悟がすがりつくシーンなんて、結構ドキッとするような感じでしたね。

 「死」を「穢れ」としてとらえる風潮は、大なり小なりあると思いますし、映画中でたびたび語られる「納棺師」への偏見は、社会一般的にも確かに存在するものだとは思いますが、その描き方早や陳腐だった感じがします。妻の拒絶のシーンなんかはちょっと浮いちゃってる感があって残念でした。

 一番、好きだったのは、チェロの音色をバックに語られる、いろいろな納棺シーン。おばあちゃんにルーズソックスをはかせたり、キスマークをつけてもらったおじいちゃんとか…この辺の間合いというか、バランス感覚は好感が持てましたねえ。

 それから友人の母、銭湯のおばちゃんの納棺シーン。身構えててもやっぱり…。笹野さんやっぱり良い味出してます。

 ラストの父親とのシーンはもう少し掘り下げて欲しかった。あまりに唐突。父親は山崎努かもとちょっと思ってたので拍子抜け感もちょっと…余貴美子さんの子供のエピソードももう少し序盤から伏線弾いておくとか… 《以上ネタバレ終了》

 ちょっとネタバレにはネガティブなことも書いてしまいましたが、全体的に見てとても良い雰囲気の映画。未見の方は一度見る価値ありです。

「おくりびと」 滝田洋二郎監督作品
2008/9/13公開
出演:本木雅弘 広末涼子 山崎努 余貴美子 吉行和子
笹野高史 杉本哲太 峰岸徹 橘ユキコ 橘ゆかり
朱源実 石田太郎 小柳友貴美 岸博之 宮田早苗
大谷亮介 星野光代 諏訪太朗 奥田達士 内田琳
鈴木良一 ト字たかお 藤あけみ 山中敦史 樋渡真司
白井小百合 坂元貞美 大橋亘 飯森範親 他
2009/06/12視聴 at My Room,on DVD 評価(7/10)

« 渾身のラフマニノフ「クライバーン/チャイコフスキー&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲」自分のための音楽日記Part.50 | トップページ | 幽霊となった野蛮人はどんな裏切りを受けたのか「幽霊の勇士」自分のための読書日記Part.95 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/203896/45484132

この記事へのトラックバック一覧です: アカデミー賞外国語映画賞受賞作品「おくりびと」自分のための映画日記Part.69:

» キッザニア [キッザニア]
キッザニアを紹介しているブログです。キッザニアで楽しく体験するために、キッザニアでの歩き方や事前準備などを紹介しています。 [続きを読む]

« 渾身のラフマニノフ「クライバーン/チャイコフスキー&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲」自分のための音楽日記Part.50 | トップページ | 幽霊となった野蛮人はどんな裏切りを受けたのか「幽霊の勇士」自分のための読書日記Part.95 »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

My Favorite Music

My Favorite Books

amazonタグ